断熱と遮熱
住まいの断熱材には、グラスウールやポリスチレンフォームが使われます。
一般的にグラスウールはポリスチレンフォームより安価である場合が多く、標準的な断熱用建材です。枕のように袋詰めされており、壁の中に詰めていき間柱などに固定したり、最上階の天井裏に敷き詰めたりします。筋交いやパイプスペースがあると、場合によってはグラスウールの袋をカットして隙間を埋めていきます。経年により、中身のグラスウールの自重により下のほうに偏りが出てくる場合があります。
ポリスチレンフォーム(通称:発泡スチロール)は、緩衝梱包材によく見かけるもので、高性能な断熱材として利用されています。軽量で成形しやすい特徴をもっています。
仮にグラスウールとポリスチレンフォームが同じ厚みの場合、ポリスチレンフォームのほうが断熱性能が高いといえます。これはポリスチレンフォームのほうがグラスウールより熱抵抗値が高いためで、建築的に捉えると、必要な断熱性能を持たせるのに、ポリスチレンフォームのほうが厚みの薄い建材で足りるということになります。
断熱材が薄いことの利点としては、パイプスペースやコンセントボックスが断熱材に影響なく施工できることや、壁の厚みが薄くなる和室の真壁を作る場合でもきちんと断熱性を持たせることができることが挙げられます。
断熱は熱伝導(物質を通して伝わる熱)に対して熱が伝わりにくくする働きに対して、遮熱は輻射熱(空気中に放射されて伝わる熱)を遮る働きをします。日陰に入ると涼しいのは日差しが遮られているためで、遮るものは反射率の高い物質のほうが、より効果が高まってきます。駐車中の車のウィドウに置くレジャーシートがキラキラしているのは、そのためです。
アルミは反射率の高い素材の一つで、ヤギモクが独自に開発したエピオス工法では、壁や屋根の内部にアルミの遮熱シートが施工されています。日差しによって高温になった外壁や屋根材から内部に向かう輻射熱を遮るために設けられています。







